若石健康法と症例集
世界三大リフレクソロジーの1つ「若石(じゃくせき)健康法」は、西洋リフレクソロジーをベースに、東洋医学(中国医学)の理論を取り入れた国際的なリフレクソロジーです。
"自分の健康は自分で守る"という理念を基に、人間の形に似た器具「愛心棒(あいしんぼう)」を使うセルフケアが大きな特徴です。
症例と改善例
足裏から膝下にかけての64の反射区を、指を使ってまんべんなく刺激し、施術を重ねるにつれて人間が本来持つ自然治癒力をアップさせ、病気に強い体を作ることができます。
また、適応する反射区を集中的に施術することにより、今すぐ改善したい症状に即効性を発揮するのが、若石式リフレクソロジーの強みです。
リフレクソロジースクールで健康維持のための知識と技術を学ぼう
いつまでも健康的な身体を維持したいというのは多くの方が思っている事でしょう。そこで、東洋医学の理論を取り入れた台湾式リフレクソロジーを習得してみませんか?愛心棒(あししんぼう)を使ったセルフケアで健康的な身体を目指していきます。また、国際若石メソッドスクールでは独立開業のための資格取得を目指す事ができます。スクールの無料体験や見学も可能ですので、リフレクソロジーに興味がある方はまずはお気軽にお問い合わせ下さい。
症例集
【老化と物忘れと足指】 物忘れの予防は足から
山中 藤一 【 静岡県・若石センター静岡 】
昔から「歩かないとボケる」と言われておりました。健康雑誌等でも“歩くこと”“足の刺激”など取り上げられております。しかし、歩くことと認知症を直接結びつける解明はなされておりません。中国では紀元前3000年の昔から足と内臓のつながりが説かれておりました。紀元前2500年のエジプトで足もみの治療が行なわれていることが、壁画に描かれています。仏教でも仏足跡に内臓の図が描かれています。歴史上、紀元前から足による健康法、足による治療が行なわれていました。しかし薬物の発展、西洋医学の発達とともに足は見返られなくなったのですが、近年西洋医学の見直しにより足の医学が脚光を浴びてきました。「歩かないとボケる」と、反射区「大脳」と「前頭洞」の関係の確認をしてみたいと思いましたので足型を写してみることにしました。重度認知症の方、軽症認知症の方、健康な方、それぞれ20名ずつ足型を取らせていただきました。驚いたことに大変な変化があることが一目瞭然に出ております。
若石健康法―中国五千年の歴史を持つ「観趾法」を発展させた「自然治癒力を高める健康法」でありその考えは
(1)脚部及び足底部には身体の各部位を反射する反射区がある。
(2)足は第2の心臓である。
(写真1、2)〔MMS30程度〕心身ともに健康な高齢者、体操、散歩を積極的に行なっている方、足底部や指(趾であるか指で統一)がしっかりしている。
(写真3、4)〔MMS21程度〕施設に入所している軽度認知症の方、家に閉じこもりがち、歩くことを嫌がるようになってくる。足底部の空間が広がり親指の内側の輪郭がぼやけている。
(写真5、6)〔MMS 6程度〕特別養護老人ホーム入所中の方。歩行もせず、座っている人が多く、なかには徘徊で大変な距離を歩く方もおりますが、徘徊する人の足型も歩かない方と同じように変形。足型がたよりなく足のサイズも小さくなる。指五本がしっかり押さえれていない上に指の位置が不揃いになっている。
健康人に比べ重度認知症になるとなぜたよりなく、不鮮明に変形するのでしょう。考えられることは
- 若石健康法の大脳の反射区は親指の足底部にあり、軽度認知症(写真3、4)の親指の内側の境界線が不鮮明であることは大脳の反射区である親指に力が入っていない、使っていないことになります。したがって、大脳の機能が落ちてきたのではないか、第2指から5指の足底部先端には前頭洞の反射区がありますが、前額部にある副鼻腔のため直接大脳に関係ありませんが、前額部の上は大脳ですからなんらかの関係があることが推測されます。 (写真5、6)の重度認知症の方の指が不鮮明であったり写らなかったりをする。 指と足底部の空間が広いことなどから指が着地できていない。したがって前額部の反射区の刺激がいかない。
- 足は第2心臓といわれます。心臓から送られた血液は全身に流れことに足には60%ほどの血液があると言われますが、心臓にもどるときは引力に逆らって戻りますから大変です。したがって静脈には逆流防止弁が付いています。 下肢の運動することにおいて、ミルキング現象で血液は心臓に戻ります。足が運動不足になるときれいな血液が全身に送られなくなります。(写真4,5,6)の足型が不鮮明であることは歩行していない方に多い。歩行もせず、運動不足で筋力が衰えると血液が戻ることができなくなり、きれいな血液が不足に脳内血流がとどこおり酸素不足になります。脳内の酸素不足は脳に悪い影響を与えます。
私の結論としては
- 踵から指の先端まで正しい歩き方をしていないことが頭の反射区を刺激しなくなる。
- 歩行量が少ないと筋力が落ちて血液を阻害され、脳内が酸素不足になる。
以上の2点から歩かないこと(反射区の刺激がない)が認知症の要因になるのではないか。 しっかりと歩くこと、そして反射区をよくもみ足の機能を保つことが認知症を食い止める一助になるかと思います。